オオスカシバ#7
日本亜種
Cephonodes hylas hylas (Linnaeus, 1771)
スズメガ科 ホウジャク亜科
東京都東大和市産
幼虫各齢(L1〜L5)と色彩変異。
各齢の成長具合で体長は異なるが、頭殻の大きさは一つの齢の間は
変化しない。
♀は通常クチナシなどの若葉に卵を1〜2個ずつバラバラに産み付けるが、
画面右の7体は一枚の葉に13個もまとめて生みつけられていたものから
飼育したもので、孵化もほぼ同時だったことから、
同じ母蛾が産んだ「キョウダイ」であろう。
これらの1齢幼虫は左側の緑色型と同じ黄褐色だったが、
2齢では全て暗灰緑色になり、その後紋の強さの差こそあれ、
全て地色が淡黄緑色で、背面中央に暗色帯があり、
体側の紋が顕著な色彩になり、緑色型は出なかった。
このことから色彩変異型はランダムではなく、
遺伝的な要因で生じると考えられる。
左側の上5体は同一個体。
成虫の色彩は緑色の濃淡にやや個体差がある。
分布:本州、四国、九州、対馬、奄美大島、沖縄本島、
伊江島、宮古島、伊良部島、石垣島、西表島、与那国島、
台湾、中国、マレー、インド
成虫出現月:6〜9
寄主植物:クチナシ、ツキヌキニンドウ、タニワタリノキ、シマタニワタリノキ
G0054-7
アルバム: 蛾・スズメガ科
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