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2023_0319_153547 JR鴨川橋梁(JR西日本奈良線用2線)

写真: 2023_0319_153547 JR鴨川橋梁(JR西日本奈良線用2線)

写真: 2023_0319_153828 塩小路橋 写真: 2023_0319_153547 塩小路橋

新幹線から200mほど下流、京都駅から真東に進む東海道本線・新幹線に対し、奈良線は大きくカーブを描いて南に方向を変えます。
その途上で鴨川を渡るのでほぼ45度くらいの角度で横切ります。
東海道線用の橋梁のところに記したように東海道本線は東山トンネルができるまではこのルートを使って東山を南に迂回して超えていました。
では奈良線はそのときどうしていたかというと、今の近鉄京都線のルート(ここよりもっと東)を通って南下していました。近鉄京都線は奈良線がこちらに移った後でその敷地を払い下げてもらって開通しています。

東山トンネルか開通しても省線(→国鉄→JR)がこのルートを手放さなかったのは京都→伏見に向かうルートの中で伏見街道沿いで一番賑わっていたルートだからです。
次の稲荷駅から桃山駅当たり間までは京阪本線と並行し、桃山駅から宇治駅までは京阪宇治線と並行します。
途中には代表的なものだけでも東福寺・伏見稲荷・藤森神社・万福寺・平等院など著名な神社仏閣が名を連ねます。

鉄橋自体は現在は新幹線の橋みたいにスマートなワーレントラス橋になっていますがそれ以前は橋脚が何本も建った一般的なガーター橋でした。
東海道本線だった当時の写真が京都府立歴彩館のデジタルアーカイブに紹介されていました。↓
https://www.pref.kyoto.jp/rekisaikan/documents/shiryoguide038.pdf

大正10年に東海道本線→奈良線になったときは単線化されたようで80年後の2001年になって初めて奈良線としての複線化がされました。

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